874: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:08:35.77 ID:/lH7RaFJ0
七星「犯人は今も校舎をさまよっています」
黒子「今も、って……どんな奴ですの?」
875: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:09:13.16 ID:/lH7RaFJ0
七星「センセイの調べた資料によると……あの文化人形は、犯人が母親からもらった形見の品だったそうです」
黒子「文化人形って……これのことですの?」
876: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:09:40.65 ID:/lH7RaFJ0
黒子(正直、確実性のない答えばかりですの。根拠に乏しいですし……いや、むしろ……)
脳裏である考えがまとまる。
風紀委員としての勘によるもので、根拠がないと言われればそれまでなのだが。
877: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:10:09.39 ID:/lH7RaFJ0
878: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:10:38.62 ID:/lH7RaFJ0
黒子(こいつ、能力者ですの?)
一方で黒子はあゆみとは対称的に、動じる気配を見せない。
ただじっと七星の顔を見つめ続ける。
879: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:11:08.15 ID:/lH7RaFJ0
黒子「まぁ、派手にやってくださいますわね」
なおも七星を見つめる黒子の視線。
それは、風紀委員としての彼女が犯罪者に向き合うものになっていた。
880: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:11:51.22 ID:/lH7RaFJ0
881: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:12:17.80 ID:/lH7RaFJ0
黒子「今度は何ですの?」
訝しげに思いつつ、スカートの下に仕込んだ鉄釘に手を掛ける。
882: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:12:44.69 ID:/lH7RaFJ0
黒子「くっ!!瞬間移動系の能力ですの?」
歯軋りをするかのように、悔しげな表情のまま、七星が消滅した後に残された空間をただ睨みつける黒子。
883: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:13:12.49 ID:/lH7RaFJ0
黒子(――しまった)
周囲に今いたのは、外部の人間ばかり――そのことを黒子はすっかり失念していた。
学園都市の人間ということを明かせば、恐らく能力者ということも明かさざるを得ない流れになるのは、容易に想像できることだ。
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