878: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:10:38.62 ID:/lH7RaFJ0
黒子(こいつ、能力者ですの?)
一方で黒子はあゆみとは対称的に、動じる気配を見せない。
ただじっと七星の顔を見つめ続ける。
879: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:11:08.15 ID:/lH7RaFJ0
黒子「まぁ、派手にやってくださいますわね」
なおも七星を見つめる黒子の視線。
それは、風紀委員としての彼女が犯罪者に向き合うものになっていた。
880: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:11:51.22 ID:/lH7RaFJ0
881: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:12:17.80 ID:/lH7RaFJ0
黒子「今度は何ですの?」
訝しげに思いつつ、スカートの下に仕込んだ鉄釘に手を掛ける。
882: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:12:44.69 ID:/lH7RaFJ0
黒子「くっ!!瞬間移動系の能力ですの?」
歯軋りをするかのように、悔しげな表情のまま、七星が消滅した後に残された空間をただ睨みつける黒子。
883: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:13:12.49 ID:/lH7RaFJ0
黒子(――しまった)
周囲に今いたのは、外部の人間ばかり――そのことを黒子はすっかり失念していた。
学園都市の人間ということを明かせば、恐らく能力者ということも明かさざるを得ない流れになるのは、容易に想像できることだ。
884: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:14:07.77 ID:/lH7RaFJ0
黒子「え、ええ。言ってなかったですけど、わたくしは学園都市に住んでいますの」
たどたどしい口調で話し出す。
885: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:14:49.80 ID:/lH7RaFJ0
あゆみ「そっか。常盤台中学ってことは、超能力なんかも使えるとか?」
子供のように、わくわくした面持ちで黒子に詰め寄ってくる。
886: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:15:22.86 ID:/lH7RaFJ0
あゆみ「え?」
一瞬目の前で何が起こったのか理解できないでいた。
まばたきを幾度も激しくしながら、突如現れたロウソクをまじまじと見つめている。
887: ◆IsBQ15PVtg[saga sage]
2011/04/29(金) 23:15:57.76 ID:/lH7RaFJ0
黒子(やっぱり、こんな話になりましたか。だから、空間移動のことは言う気がしなかったのですの)
内心で舌打ちをする。
霊などの異様なモノが徘徊し、いくつもの命が奪われている、この空間。
1002Res/516.01 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。