170:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/23(日) 03:31:20.72 ID:qjaYsugY0
「ご、ごめん初春。ちょっと電話が鳴ってるから待ってて」
(誰よー!こんな時に電話かけるなんてー!切って遊びに集中したいのにー!)
電話を切りたい衝動に駆られつつ佐天は近くの休憩用のソファに腰掛け、タブレット型の携帯を取り出す。
そしてイヤホンをつなぐ。
(えーっと、なるべくタメ口で…年齢がばれないよーに…)
佐天は人材派遣の助言を思い出し、脳内で反芻させる。そして受話ボタンをぽちっと押す。
「はいー、何よー!?こっちは遊んでるのにー?」
『おーおー、遊んでるったぁ…良いご身分なことで…電話の女ぁ?』
「む、麦野…さ…」
(おっとっと…タメ口タメ口…!)
佐天は、「…さ」、とでかかったところで口を紡ぐ。
危うく「麦野さん」と言ってしまう所だった。
「で、どうしたの?仕事は終わった?」
『あぁ、終わったよ。今回はフレンダと絹旗が首尾良くやってくれたから』
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