219:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/26(水) 10:36:04.85 ID:kFxmX+Fj0
9982号が爆煙を見つめる。
「目標…沈黙…?」
じっと爆煙を見つめる。もう動ける体力など殆ど残っていない。
体の至る所が痛い。
(早く治療しなければ…ミサカはかなりヤバい…状況ですね…そーいえば、救急車なんてきてくれるんですかね…?)
怪我の治療の事をふと考えたその時。
ボヒュ…
煙の中から一方通行が飛び出してきた。
電光石火の勢いで9982号の脚を鷲づかみにすると軽く引っ張る。
ぶちブチ ボギャ
「あは…ぎゃっは…脆れェなァ…!」
「――――――――――!!」
声にならない叫びが木霊する。
9982号の脚が太ももの上の部分から引きちぎられた。
一方通行は引きちぎった脚からしたたり落ちる血をぺろりとなめる。
「まじィ…クローンの血はまじィなァ…腹の足しにもなンねェ…」
「…クッ!」
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