50:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/19(水) 02:53:56.36 ID:Hnml+c0n0
「こうした技術を外部に漏えいさせないために学園都市の情報を守る部隊がいるんだ」
「え、っと…それって警備員とか風紀委員みたいな感じですか?」
「あー、ちょっと違うな!それはあくまで公的な組織なんだ!」
「公的じゃない組織…ってことですか?」
佐天の警備員や風紀委員ではない、それでもって新設の組織…果たして一体?
彼女には見当もつかない。
「公的、の裏側って言ったら良いのかな?そりゃ、風紀委員や警備員も学園都市の治安維持機関だけど、教師や学生の集まりだけでこの学園都市の治安が守れると思うかい?」
「………」
(え?違うの?どうなの?)
「当然、守りきれるわけがないよね」
「………」
佐天は黙りこくってしまった。
それもそのはず。今まで彼女が見てきた学園都市に存在する治安機関は警備員と風紀委員の二つしか存在しないのだ。
それ以外の組織に学園都市が守られているなんて想像出来ない。飽くまで彼女は一般市民なのだ。現時点では。
「じゃ…その組織に私は…はいる…?」
(警備員と風紀委員以外に何か…あるの?)
「入るって言うとちょっと違うんだなぁ…!…うーん…そーゆー組織に君が指示を出してほしいんだ」
「わ、わたしがぁ???」
「なに、難しい話しじゃないよ、指示って言ってもこっちでするからさ、佐天さん、君にはぜひ、その内容を彼女たちに伝えてもらいたいんだ」
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。