554:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 02:08:35.68 ID:J4PEtpCFo
「え…っと何から話せばいいか…」
佐天は帰ってきて直後に、不意にやって来たボディガードの男に動揺しつつも氷水を出す。
彼女に寡黙な男の印象を与えた砂皿は水には手を着けず話しの本題に入っていく。
砂皿は一度深呼吸すると「整理しよう」と一言言う。
言われた佐天は「は、はい!」とうわずった声で返事をする。
「この仕事の依頼主が誰だか分かるか?」
「依頼主というか…護衛を頼んだのは…私って事になるのかな?」
「なんだ、君もよく把握してないのか?」
「いえ…ここ最近学園都市の中でも内訌問題がなんたらって…それで連絡係をやってる私にも身の危険があるって」
「つまり…くだらない縄張り争いに巻き込まれないようにするために俺が君を守るために派遣された…って事か」
「そういう事になると思いますね…」
砂皿はそこまで聞くと「ふむ」と一度区切り、腕を君で考え込む。
その光景を見ていた佐天は砂皿から視線をそらし、一度外をぼんやりと見つめる。
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。