57:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/19(水) 03:09:54.09 ID:Hnml+c0n0
「そう、あなたの友人たちが関わっている様な世界に君も来れるかもしれないね。しかも何のリスクもなくて」
真剣に聞けば、ちゃんちゃらおかしい話だと言う事はわかる。
佐天自身もそれは承知していた。
「何のリスクもない…っていうのは信じられません…失礼ですが…あなたは電話をかける仕事をしたことがあるんですか?」
「あぁ、あるよ。ここ最近いろいろ立てこんでいてね、元々人材派遣の方が本業なんだけど、最近多忙で副業の電話をかける仕事まで手がつかなくなってさ」
「立てこんでる…?」
「うん、えーっと…ツリーダイアグラムを搭載した衛星が何ものかに撃ち落とされたり、学園都市第一位の男が…なんてね、いろいろさ」
「は、はぁ…」
「俺自身は何年かやってきて自分の身に危害が及ぶことはなったよ」
人材派遣の優男はそういうと自分の胸をどんと叩く素振りをする。
佐天に悪印象を与えないようにという配慮だろうか?それは分からない。
「そ、そうですか…」
「で、どう?やってみる気になった?」
その質問で佐天の顔が強張る。
しばらく沈黙が車内を支配する…。
「はい、私でよければ…」
1002Res/828.42 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。