606:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:07:27.73 ID:p/ocpvSSo
――猟犬部隊のオフィス
「おせぇ…何で連絡が取れねぇんだ!!」
木原数多はいらだっていた。
砂皿とかいう傭兵の周囲に不穏な動きが展開されている、とベティから連絡が入り、直接聞いてみようと木原はケイトの無電池電話に連絡をかけているのだが通じない。
(まさか…監視がばれて殺られちまったのか?おいおい、ケイト、そりゃないぜ?)
猟犬部隊は良く訓練された特殊部隊だ。
ベティが調べあげた経歴を読む前に数多もその経歴の輝かしいウォーモンガーっぷりにあきれていたが、まさかこんなに簡単にやられるわけがない、そう思った。
(って待て待て。確かベティの報告だと砂皿って奴は部屋の中で誰かと会話してたんだよな?まさか連れてきた女でもあるめぇし…一体誰だ?)
数多はデスクに猟犬部隊の作業用のデスクにすわりながら推測を巡らしていく。
砂皿という男と通話をしていたのは一体誰なんだ?男なのか、女なのか?
数多はベティとケイトが取っていた交信内容を思い出す。
正確な音声記録として残しておらず、数多はベティに交信する。
「オイ、ベティ」
『はい、木原さんですか』
「さっきのてめぇとケイトの交信を思い出せ。傭兵は誰と会話してたって言ってた?」
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