過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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647:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/06(日) 04:13:19.85 ID:9DJGvsKGo

「…どんな連絡だったんですか?超気になります」


「それがね…フレンダ。ははは、あんたの事に関してだったのよ〜」


絹旗の質問に麦野はそう言うと、信じられないとでも言うように笑い、フレンダの方を見つめた。
フレンダはそんな笑っている麦野の事を見つめながら「どんな内容だったの?」と抑揚の無い調子で言う。



「あなたが暗部を抜けるんじゃないか、ってだから警戒しろってメールが来たのよねー…」


「わ、私が暗部を抜ける?…意味わからないわ?大体、ここまで墜ちといて今さら抜けるなんて…」


フレンダはここで警戒線を引いた。
“今さら暗部を抜けるなんて…”と言いよどませ、この後麦野が喋るであろう答えを聞き出そうと考えたのだった。
願わくば「いや、私は別に構わないわよ?」と言ってくれるのを待つだけだった。



「そうよねぇ☆フレンダだけ勝手に暗部から抜けたら、残された私達だけでアイテムやれって話になるもんね?テレスティーナとかいう野郎の見当違いよね?」




「結局、アイテムに対する情報戦を挑んできた奴がいるって訳ね!ったく…誰がデマ飛ばしてるんだか…!」



ダメだった。
麦野はフレンダの予想通り、この街の暗部から抜けることをよしとしない人だった。
むしろ、フレンダの学園都市から脱出する事に「冗談じゃないの?」とでも言い出しそうな雰囲気だった。
フレンダは自分が深い海におもりをくくりつけられて沈んでいく気分を味わう。


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