702:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/08(火) 04:01:24.80 ID:1Ac6BJ7uo
フレンダは姉が自分を探しに学園都市に来ていることが何より嬉しかった。
彼女は佐天に質問する。
「探してるってのは…あの前に行ったテレスティーナとか言う女がつけてくれた涙子の護衛の男の人と一緒って訳?」
「えぇ。その人もさっきまでここにいたんだけど、『フレンダと接触するのはまずい』って言って帰っちゃった」
「…そっか…そしたら…いつまで待てばいいのよ?会えるなら、私はお姉ちゃんにすぐ会いたいな……」
佐天はそういう姉との再会を切望するフレンダに近くの雑居ビルに潜伏することを伝えた。
柵川中学校の学生寮から程近い雑居ビルにいることを伝えると直ぐに向かおうとしたがそれを佐天は食い止める。
「ちょっと!待って!フレンダ!気持ちはわかるけど、今行ったら砂皿さん達とフレンダが何らかの関係があることを学園都市に教える事になるからまずいよ」
「うっさいなぁ…結局すぐそこにいるのに何で…!」
フレンダはそういうとぎりと歯軋りをする。
確かに目の前に探している人がいるにもかかわらず、会いに行くなと言われれば誰でも苛立ちを覚えるだろう。
つい先ほどまで姉が探していると聞いて喜んだフレンダだったが、今は二人は気まずい雰囲気になっていた。
「涙子、知ってる?テレスティーナが麦野にメール送ったんだよ?」
「…?どんな内容のメールなの?」
「私が暗部から抜けようとしてるって話よ!!私たちがMARに行って砂皿さんを護衛に抜擢してもらった所まではよかったんだけどね」
フレンダは佐天が何か言おうとしたがそれを封じて先に話す。
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