718:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/09(水) 02:01:09.42 ID:irmETSjMo
「あ、ありがとうございます…!」
(何だ、終わった合図ですか…いきなり触られたら緊張するじゃないですか…!)
雑居ビルの中でも半埋め込み式の地下に居住区に住んでいる二人。
他の部屋にはスキルアウトや住居様々な理由でなくしたアウトローな人々がすんでいる。
高層ビル群の間にひょっこり残ったゲットーの様な場所に二人は拠点を構えたのだった。
「脚の傷は擦過しているから消毒する…」
太ももの辺りを擦過している銃弾で出来た傷。
消毒するためにはレザーパンツを脱がなければならない。
「…ちょっと待って下さい…消毒は…自分でも出来ます」
「そうか」
ステファニーは砂皿がほかの部屋に向かうのを確認するとゆっくりとレザーのズボンを脱いでいく。
擦過したとレザーパンツがすれる度に想像出来ない痛みが全身を駆け巡っていく。
「…!…!」
(これ…痛すぎですよ…!)
気づけばステファニーは脂汗をじっとりとかいていた。
ステファニーはビクトリノックスの十徳ナイフを取り出して器用にレザーパンツを切ろうとするが良質のレザーなので刃がうまく入っていかない。
(クッソ…めっちゃくちゃ痛いじゃないですか…!)
結局痛みに耐えかねて、ステファニーは床にごろんと転がってしまった。
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