75:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/20(木) 03:10:38.89 ID:RdTWuuq30
佐天は電話でアイテムのリーダー麦野を呼び出しをしている最中に家にある掛け時計をちらりと見る。
時刻は八時を少し回ったくらいだ。
(麦野さん、寝てるのかな?ここらできっちゃおうか?)
佐天は一瞬電話を切ってしまおうかと思ったが、それは躊躇した。
折角仕事を任せられているのに、そんな半ば仕事を放棄する様な事は出来ないと律儀にも思ったのだろう。
(いやーでも…仕事だ!切るのはダメ!)
と、ここで唐突に呼び出し音が切れる。
そして受話器から眠たそうな女の声が聞こえてくるではないか。
「あ、あのー…」
(出てしまったー…!やばいやばい!もしかして起こしちゃったかな?)
『はい、麦野ですー…ふぁーあ…』
麦野が電話に出る。
佐天の心臓が取れそうな位どきどきする。
「えーっと…あの、あの…えーっと」
(うわー…絶対寝起き起こしちゃったよ…)
『…あぁ?定時連絡じゃねぇのかよ』
「えーっと…定時連絡をしろって…人材派遣の男の人に言われて…」
(ひー!麦野さん、ちょっとご機嫌斜め?)
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