765:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/13(日) 18:34:03.18 ID:RnZvJev9o
「帝督ー?私だけど、そっちの方はどう?こっちはアイテムとその下部組織の構成員入れて三人、全員逃げられちゃった☆」
てへっ☆と舌を出しつつ心理定規は謝る。
帝督と呼ばれた男は受話器越しに聞こえるようにわざとらしく舌打ちすしながら会話をする。
『ったくよー。心理定規、お前の能力なら、ちょちょいと感情いじくってどうにかなんねぇのかよ?』
「ごめんごめん、帝督」
『はいはい。じゃ、取り敢えず、下部組織にの奴らをさっきの研究所に呼び戻せや。例のモン、お前が持ってるんだろ?』
「あぁ…ゴメン私じゃないわ。でも、狙撃手の運転するメルセデスが持ってるから、今から狙撃手の所に合流したほうがいいかしら?」
『頼むわ。あーそうそう。アイテムの白人、一人いるんだけど、どーするよ、心理定規』
「そうねぇ…さっきアイテムの奴らが集合場所って言ってたから、その場所だけ聞き出しちゃいましょ。多分知ってるだろうから」
『りょーかい』
事務的な通話を終えるとドレスの女、もとい心理定規は下部組織の運転するメルセデスC180に乗り込む。
味方の狙撃手と合流するのは後だ。まずは捕縛したアイテムの捕虜に尋問するのが先決だ。
「おーい!どかねぇか!テメェ等!」
「うっさいなぁ…」
心理定規は通路をふさいでいる彼女達にクラクションを鳴らすうざったい車とドライバーに向かって適当にグレネードを撃って黙らせる。
直後彼女を乗せたメルセデスは一路、研究所に向かっていく。
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