779:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/14(月) 04:01:46.23 ID:cchNeYqBo
「ありがとさん、フレンダだっけか?」
「……」
フレンダはぼんやりと足元を見ていた。
数十秒前、彼女はアイテムのアジトの居場所を全て吐いた。自分の命と引き替えに。
スクールのリーダー垣根はフレンダに礼を告げると、彼女に車から降りるように指示した。
なんでも、これからアイテムを含めて他にも敵対する組織を叩き潰すのだとか。
「ってかヘッドギアのヤローと連絡が取れねぇ…どーしたアイツ。死んじまったのか?」
「みたいね、さっき下部組織の奴らが遺体を確認して保護したわ」
構成員の一人が死んだ所で垣根は眉一つ動かさずに心理定規に次の指示を下す。
「おいおい、狙撃手の野郎はどうした?」
「しっかり退避したわ。所定の場所に退避したって連絡が来たわよ?」
彼女の報告を聞くと垣根は上出来だ、と一言言い、フレンダが車内に要るにも関わらず、心理定規に唇を寄せた。
彼女も彼女でそれを全く拒むことなく受け入れている。
フレンダは赤面して、彼らの動作に目を背けた。
すると垣根がフレンダの方をみてい言った。
「…じゃ、フレンダ、お前にゃわりぃけど、ここで降りろ」
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