833:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/03/19(土) 04:16:19.65 ID:k76KLL5go
「スクールの追っ手がそっちに行ってるけど、適当に逃げてこっちに向かってきて頂戴。GPS電波でこっちに来てね☆死んだら許さないからねぇ☆」
冷静に考えて浜面と滝壺で垣根と心理定規から逃げて麦野の元に向かう事など出来るわけなどないのだが、そんな簡単な事も考えられない程、麦野は冷静さを欠いていた。
彼女はピッ!と電話を切ると、半壊している個室サロンから出て行く。
(まずは…スクールを叩きつぶす…あのドレスのクソビッチと垣根の野郎には原子崩しでダルマにして市中引きずり回しの刑だにゃん☆)
麦野はコートに着いている汚れを手でぱっぱと払い、サロンの部屋を出て、エレベーターを降りていく。
フロントはサロンの上階で起きた騒動で慌てふためいている。
(…浜面と滝壺…はこっちに向かってくるとして、絹旗も呼ばなきゃね☆)
そこで麦野はもう一人、ふと思い出す。フレンダだ。
(まずは裏切り者から消さなきゃ……!)
麦野はフレンダに電話をかけるものの、通じない。
電話を拒否しているのだろうか?
麦野は内心ではスクールに勝てないと思っていた。
しかし、研究所と先ほどのサロンの戦いで大敗し、このまま負け続きでは…という思考が働いた。
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