564:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:09:04.52 ID:BDi6VSSR0
けれど、
街を歩けば誰かの姿を無意識に探してしまう。
手をつないで歩いてくれた誰かの姿を。
565:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:10:22.56 ID:BDi6VSSR0
本当にあの少年は死んでしまったのだろうか。
実は、今もどこかで生きてやしないだろうか。
元気で、今もヒーローを目指しているんじゃないか。
566:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:11:18.84 ID:BDi6VSSR0
古びたクマのぬいぐるみがおかえりを言ってくれた気がするのでとりあえず「ただいま」を告げておいた。
これだけは捨てられなかった。
未練がましく、それを持ってベッドに倒れこむ、
567:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:15:28.45 ID:BDi6VSSR0
あー、
だめだ。
なんかだめな感じにだめだ。
568:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:22:20.55 ID:BDi6VSSR0
原子崩しで居ている間は嘘みたいに仕事に打ち込めた。
仕事に打ち込んでいる間は良い、それ以外は何も考えなくて済むから。
学園都市の最底辺、クソッタレが集う場所。
569:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:24:09.49 ID:BDi6VSSR0
こわす、こわす、こわす。
うん。
それが原子崩し。
570:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:28:51.04 ID:BDi6VSSR0
「なははー、むーぎの。終わったよー」
その点フレンダは、よく働いてくれた。
「結局、私がいなけりゃ麦野を支える人間が居ない訳よ」
571:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:33:27.42 ID:BDi6VSSR0
しばらくは二人でコンビを組んだ。
必然的に、二人で過ごす時間も増えて、会話も増える。
フレンダ「ねー」
572:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:34:45.59 ID:BDi6VSSR0
麦野「フレンダこそどうなのよ」
フレンダ「私?」
麦野「お気に入りの男でもできたの?」
573:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/01/27(木) 11:39:58.84 ID:BDi6VSSR0
フレンダ「あのさー」
麦野「何よ」
フレンダ「結局、私たちって冷静に考えるとフツーの恋愛なんてできないと思うのよね」
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