過去ログ - 九曜「───だが────断る───」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/01/18(火) 03:25:43.93 ID:MS1/R1yAO

 どういう意味かと問いただす前に、ピンポーンと、軽快な音が耳に届いた。

『ああ、来たようだね。それじゃ、後はよろしく頼むよ』

「あっ、おいコラ!」

 理由も、誰を預けるのかも言わず、一方的に切られた電話を見つめる俺。そして、
声量を上げた俺の顔を覗き込む妹。
 そこへ再びチャイムが鳴らされ、呆けていた思考が戻される。

「やれやれ……」

 身勝手にも程があるが、もう来てしまった以上仕方あるまい。
 既にテレビへとシフトチェンジしている妹を一人残し、重い腰を上げて玄関に足を向ける。


 向かう途中に三度鳴らされ、急かされてるようで腹立たしい。
 ノブに手をかけると、苛立ち紛れに思い切り扉を開けてやった。


「―――は?」

 こんな間の抜けた声が出たのは、仕方のない事だと言えるだろう。
 参ったね。流石に思いがけなさすぎた。



「────?──」




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