939:『吸血殺し編』:第5話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/01/31(月) 21:06:54.80 ID:kNHmO2dA0
人気が無いロビーを抜けて奥へと踏み込む一行。
今の所異常は無い。さらに奥へ…
上条「…なあ」
何かに気がついた上条が一行を呼びとめる。
ロビーの奥にあった非常階段の入り口から中へと首を突っ込んだ上条が、
『何か』を発見したらしい。少しだけ、声が震えていた。
ステイル「何だい…何か見つけ…!」
神裂「…これは」
ディアボロ「………」
インデックス「な、なんなだよ、コレ?」
やってきた一行が見た物。
それは、非常階段の踊り場にデンと、鎮座していた物。
それは、人、いや、『人に似た何か』の『生首』…
上条「…に、人間…なのか?それともそうじゃないのか?」
ディアボロ「牙の生えた人間など、少なくとも俺は知らん」
インデックス「魔力は感じないんだよ…『使い魔』の類じゃないみたい」
ステイル「酷い臭いだな…腐っているのか?」
神裂「それにしては、腐敗している様には見えませんが」
鮫の様な牙が生え、青暗い色の肌に、
幾つもの隆起や突起を備えた異形の生首。
泥水の様な腐敗臭を放つそれは、悪鬼の形相で天を睨みながら、
その頭蓋を半分ほど溶かした状態で、階段の踊り場に転がっていた。
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