過去ログ - 病院坂黒猫「犯人はあなただ」《シロクロワールド》
1- 20
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/01/22(土) 00:16:39.32 ID:buC7KwkN0
 もんだい編
0
 名前がないので0点です。
1
 戯言遣い。なんてイタイ名称は既に遥か昔となった現在。かといって今がマシになったかといえばそうではなく請負人(見習い)という世間一般の方々から見れば五十歩百歩というところの職業について早二年。
 無論、不況が嘆かれる昨今の日本でそんなふざけた職業の奴が食っていけるわけがない。そんなことができるのは人類最強ただひとりだけだ。
 玖渚のヒモになるという素敵な選択肢もあるにはあるのだが、それは男として、いや人間としてどうかと思うので却下した。
 だからぼくがとった手段は副業だった。
 内容はいつかのように家庭教師。近所の女子高生(自分から率先というわけではないのに、なぜかぼくにお鉢が回ってくる)に勉強を教えている。
 結局のところ副業が本業の稼ぎを超えてしまっているのだから世話ない。
 という事で仕事だ。
 今教えているのは面 妖(ほおつき あやか)ちゃんという子で、主に理数系科目を中心に、週三回、月水金でやっている。
 で、今日は水曜日。
 五時からだから、妖ちゃんの家には四時四十五分には着けばいい。
 徒歩三十分ほどだから十五分には出ればいい。だからそろそろ準備を始めよう。
 そんな日常(ルーチンワーク)。飽きるような日常、呆れるような日常。だけど、壊れる必要もない日常だった。
 高校生が相手である事を考慮して、あまり威圧しない服を選び、それに身を包む。
 携帯と、学生気分が抜けてないと思われるような教材と筆箱をドラムバッグに入れ、部屋を出た。
 エレベーターに乗り、一階に降りる。
 扉が開くと、目の前に崩子ちゃんがいた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
101Res/56.75 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice