過去ログ - 一方通行「いい子にしてたかァ?」
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44:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/27(木) 22:21:45.91 ID:qfluUYGG0

しかし、想の寝顔を見つめているとそんな考えは即座に吹き飛ぶ。

こうして自分を待っててくれた娘がいるのだ。

それなのに、自分の都合で寂しい思いをさせた挙句に、自分の勝手で別々の部屋で眠る。
そんなことありえない、寂しすぎる。何より、自分自身許せない。



「…迷惑じゃなかったら私も泊まっていってもいいかな」

おずおずと尋ねる美琴に一方通行はなにを今更とため息をわざとらしく吐いてみせる。

「当然だ。寝るときまでガキのお守りは勘弁して欲しいからな。一緒に寝てやれ」

「アンタ本当に素直じゃないわよね」


クスクスと笑う。
優しく想を抱き上げている姿ではなにを言ってもさまにはならない。
それがわかっているのか、ふてくされたように一方通行はふいと視線を逸らす。

「ああ、泊まってくならタオル出さないとなァ」
「い、いや、流石にお風呂は帰って入るから」


流石にお風呂は恥ずかしくてこの部屋のものを借りることには抵抗があった。
いろいろと意識してしまうからだ。
湯上がりの姿など恥ずかしくて見せられるものではない。
頬を赤くしながら慌てて首を振る美琴に、いまいち彼女が慌てる理由もわからずそォか、と一方通行は首を傾げた。




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