過去ログ - 一方通行「いい子にしてたかァ?」
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43:貧乏螺子 ◆d85emWeMgI[saga]
2011/01/27(木) 22:20:07.90 ID:qfluUYGG0
もっとも時間が深夜に近い。
ハンバーグは流石にカロリーを気にして食べないかもしれないなと、一方通行は簡単な軽食でも準備しておくべきだったかと考えるが、美琴の反応は至ってシンプルだった。
「ハンバーグ!?ウッソ、嬉しい。お腹ペコペコだったんだ」
「……お前、こんな時間に大丈夫かァ?」
「だって殆ど今日は食べてなくってさ」
予想通りの答えにげんなりする。
そして、それ以上にハンバーグと聞いてからのはしゃぎようがそっくりそのままだ。
「……アホ親娘」
「あによ。何か今ぼそっと言ったわよね?」
「うるせぇ。ガキ起きる前にさっさと食え。俺はコイツを運ぶ」
起こさぬように注意をしながら、想を抱き上げる。
「お前はどうする?」
「へ?」
既にテーブルに置いてあるハンバーグの皿をレンジに入れ終えた美琴が間抜けた顔をする。
「もう想はこのまま俺の家に泊めるが、お前はどうする?」
「ああ」
ようやく一方通行の訪ねている意味を悟る。自分にも泊まっていくのかと聞いているのだ。
律儀な奴だと思いつつ美琴は時計に目をやる。
部屋に戻り、そのまま眠ってしまいたいのが、疲労の溜まった身体の正直な叫びだ。
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