過去ログ - ???「ククク……、」 御坂妹「」 一方通行「」 上条「」
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96: ◆tVP11EVtkPKg[sage saga]
2011/02/02(水) 04:44:52.02 ID:1DhUvtlG0
上条「ぐぁッ!」

チェーンソーが二の腕を削る痛みに苦悶の声をあげる。
しかし、右腕は繋がったまま、辛うじてかわすことに成功し三ミリ程の傷に抑えることができた。

美琴「しぶといはね、というよりこの身体の性能が低いのかしら」

美琴が砂鉄のチェーンソーを振り下ろした時、すでに刃は二本あった。
右手で順手に持った一本目と、左手で逆手に持った二本目。
縦にそろえて構えることで、上条が一本のチェーンソーだと錯覚するように仕向けていたのだ。
一本目の陽動に見事に引っかかり、奇襲は完璧なものだった。
そこで明暗を分けたのは中学生女子と高校生男子という身体的な要素。

上条「勝手に他人の姿借りて今度は文句だ? ふざけるのも大概にしろ!
  お前なんかが他人の努力の結晶にケチつける権利がどこにあるってんだ!」

自分が傷つけられることより知人を傷つけられたことが許せない。
上条当麻とはそういう男なのである。
例え過去に遺恨があったとしても、今は共に闘う仲間であれば特に。

ミサカ「ならばミサカのレールガンを反射できますか?とミサカは自信満々でコインを弾きます」

辺りを照らす突然の光。
その光量は凄まじく、今この場で考え得るのは電撃使いの大技レールガン。
目の前の電撃使いでなければ消去法でもう一方。
反射という能力を持つ彼にそれが有効でないのは知っている。
しかし。それでも。上条当麻は振り向いてしまった。

美琴「デート中によそ見は厳禁よ、朴念仁」

バチン!
電流は上条の意識を一瞬にして刈り取っていった。


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