過去ログ - 紬「アイスの棒で?」
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67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/04(金) 03:31:50.01 ID:NOUrG0Tf0
 ……。

 全身から血の気が失せて、いつ倒れてもおかしくないと思った。
 けど、実際に血が抜けているわけでもない。体は気絶という逃げ道を許してはくれなかった。

「……」

 真っ暗な視界。
 憂と唯先輩の話があまりにもショッキングで、私は家に帰ってからも満足に食事を取らず、ただ自室のベッドでうつ伏せになっていた。
 
「……ヒクッ」

 お腹をさする。
 口の中にすっぱい嫌な味が思い出され、また吐き気がこみ上げてくる。気持ち悪い……からだが寒い。


『ゆ、唯先輩!? こんな早くに……練習はどうしたんですか?』

『あずにゃんもいないし、ってことで今日はお休みになったんだよ。それより、あずにゃん』

『は、はい』

『……具合だいじょぶ? りっちゃんから、今日は重いから休むって聞いたよ』

『えっ……あ、そ、そうなんですよ、あはは……』

『お薬飲む? 私のが、たしかまだ残ってたはずだから』

『け、結構です』

『そっかぁ……それで、どうしてうちにいるの?』


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