過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
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29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/06(日) 00:22:02.23 ID:ldkSNoWEo
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“ゴロゴロゴロ”

「あ。雷」

大きな雷が鳴った。もうじき雨が降るだろう。
それまでに洗濯物を取り込まなくてはいけない。
幸いにして、雨は降ってきていない。

「良い天気でよかった」

洗濯物の乾きが良い。さわるととても熱い。
空を見上げたら、入道雲がそびえ立っていた。
たぶん今日も激しい夕立が降って、当麻君は濡れながら帰ってくると思う。

「お風呂と。タオルを用意しておこう」

雨が降り始めた。土砂降りである。
今頃、彼は『不幸だぁ』と言いながら走っていそう。
彼の口癖は不幸である。そして、程度の大小はあるが、不幸に遭う。

では、今の不幸があるとしたら、なんだろうか。

…まさか、妊娠?
ちゃんと、避妊はしている。問題はないはずだ。だが、何かにつけて騒動に巻き込まれる彼だし…。
不幸ではないが…、学生の身で子持ちになるのはある意味不幸だか…。

「でも。それはそれで嬉しい」

思わず、口に出てしまう。誰かに聞かせたいというわけでもないのに。

“ガチャ”

「ただいま。秋沙。タオルとってくれないか?」
「おかえり。当麻君。これがタオル。それとお風呂沸かしている」

当麻君が帰ってきた。やはり、濡れていた。


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