過去ログ - もしも『とある魔術の禁書目録のヒロインがインデックスじゃなかったら』
1- 20
84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage]
2011/03/30(水) 01:20:17.87 ID:1Mf5PgwZo
「学園都市に観光に来たのですが、当麻さんに案内を頼んでいるのでございますよ」
「へ、へぇ」

とりあえず、美琴はオルソラから話を聞いている。
オルソラのペースに惑わされて、うまい具合に話を逸らしているので、
美琴に魔術側のことは漏れていないと、上条は思っている。
ただ、

「へー。私に一言も言わずにベネチア観光か。良いご身分わね」

と、罰ゲームを忘れていたことがばれた。
更に、話は続く。

「旅行でベネチアに来た当麻さんに道案内をしてからのご縁でございまして…」
「でも、観光でスーパーに行く?」
「文化の違いが分かって楽しいでございますよ」

流石である。天然が入っているとは言え、饒舌である。
伝道というのもある意味詐欺師みたいだな、と考えてしまう。

「呼び止めて悪かったな。御坂。俺たち行くから、じゃぁな」

そもそも、呼び止めたのは美琴である。
上条は、美琴が呼び止めたことにして、別れようと画策したのである。
とはいえ、美琴はそう簡単に食い下がらない。

「私も一緒に行く」
「はぁ、なんで。お前まで」
「この女の人に変なことをしないか。見張る」

美琴は、知らない女と二人きりにさせたくないという思いから、思わず本音が出てしまった。

「変なことというのはいったい何でございましょうか?」
「そ、そんなこと言えるわけないじゃない」

前言撤回、オルソラはただの天然である。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
109Res/101.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice