過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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106:1[sage]
2011/02/26(土) 10:51:28.78 ID:ehHXp7bQ0
ガブリエル「ところでサーシャ、さっきから何を読んでいるんだ? 薄い本か?」
サーシャ「これが薄い本に見えますか?」グイッ
ガブリエル「ちょっ、やめっ」
分厚い本をグイグイと黒猫に押し付ける。
傍から見ると金髪の少女が猫を虐待している様に見えるが、これは猫ではない。
こんな気持ちの悪い猫はいない。だから問題は無い。大丈夫だ。
猫みたいなこの物体の名はガブリエル。そう。後方の青、月の守護者にして、聖母の懐妊を伝え、また一夜にして二つの都市を滅ぼした大天使。
話はそれるが、欧米ではよく天使や聖人の名前を付ける風習がある。
例えばかの有名なマイケル・ジャクソンの名前も、大天使ミカエルから付けたものだと思われる。
同僚でも、アニェーゼ・サンクティスは、聖アグネスが由来となっている。
聖アグネス。アグネスとは、ラテン語で子羊。ギリシア語で純潔、処女、敬虔を意味する。
この聖アグネスは、わずか13歳、ほとんど私と変わらない歳に殉教者となった。
当時のローマ帝国皇帝ディオクレティアヌスの統治下で、長官セプロニウスにより処刑されたのだ。異端の十字教信徒として。
裕福な家庭の生まれで、とても美人だったらしく、13歳にして多くのロリコンに求婚されたらしいこの聖アグネス。
彼女は全ての求婚を断り続け、健気に神への愛を貫いた。
しかし、執政官(コンスル)の息子の求婚を断ってしまった事が、後に彼女が処刑される原因となってしまったのである。
さて、ここからはナレーター=サーシャ・クロイツェフがお送りする、元ネタとなった聖人の簡易エピソードをお送りします。
あまりにも雑で、ネタだらけで、悪意に満ちた説明であり、なおかつ本編には一切関係のないあまりにも長過ぎる横道です。
もしも全てを見ようと試みるのならば、それなりの覚悟を決めてください。
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