過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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244:1[saga]
2011/03/17(木) 16:42:46.87 ID:+kOB7SVc0
五和「ちょっと照れ臭いかもしれないし、少し恥ずかしいですけど、でも自分の事が好きだなんて、
一緒に居たいと思ってくれているだなんて、ただの自己犠牲なんかとは比べ物にならないくらいに嬉しいじゃないですか。
だからサーシャちゃん、あなたはそれを否定したいのですよね? みんな私利私欲のために戦っていたと決めつければ、
失う事も怖くなくなるから…」
サーシャ「……もう、やめてください…」
この選択肢を選ぶために、私は大切なものを捨てる覚悟を決めた。
それを金科玉条のごとく私の心に据えて戦っていたのに。
まるで、そのメッキが剥がれていくようだ。
指先が、腕が、足が震える。
これ以上は…
五和「女教皇様も、キャーリサ様も、みんな、あなたと一緒に居たいから戦ってるんです。それ以上にどんな利益があるというのですか?」
やめてください…
五和「私だって、ずっとあなたと一緒に居たい。このままお別れだなんて嫌です。我が儘でも良い、傲慢でも良い、自分勝手でも良い。
私は自分に嘘なんて付きたくない。下らない体裁なんかで諦めたくなんてない!!」
サーシャ「もう…やめてください…聞きたくない……」
限界だ。
一刻も早く、目の前の困難を跡形もなく消し去ってしまいたかった。
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