過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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298:1[saga]
2011/05/29(日) 13:52:31.19 ID:Pf5XoML+0

五和「彼女を天使と認める事は、あなた方ローマ正教にとってこれ以上無いくらいに不都合なはずですよ!?」

マタイ「無論、その様な事は十二分に承知している」

五和「それだけではありません! サーシャちゃんは現在イギリス清教に所属しています。
   そのイギリス清教から天使になる者が輩出されたというだけでも、イギリス清教が神の子の教えを
   最も誠実に受け継いでいるという事の正当性が証明されてしまいます!!」

マタイ「その事も承知している」

五和「しかも、サーシャちゃんはもともとロシア成教の所属です。この件に口を挟まないはずがありません!!」

サーシャ「……」


そうなのです。イギリス清教は、他の宗派、例えば天草式の様な多角宗教融合型の組織に対しても
広く門戸を開き、傘下として受け入れている。

無理矢理改宗させるわけでもなく、迎合ですらない。
イギリス清教のために尽くすという一点において繋がり、根本的な教義の部分には触れない。
つまり、イギリス清教に所属していながら、私の根底にはロシア成教の教えがあると解釈する事もできてしまうのだ。


サーシャ「これが、魔術サイドにおける大戦争の引き金になるとしても…」

マタイ「天使など、なろうとしてなれるものではない。努力してなれるものでもない。
    主に選ばれた者のみに与えられる栄光であり、運命だ」

マタイ「ローマ正教の権力が主の意思を超える事などあり得ない。我々は主に身を捧げし十字教徒だ。
    ならばこの主が御定めになった運命に、我々が手を出していい道理など存在せん」

五和「そんな……」

サーシャ「……」





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