過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
↓ 1- 覧 板 20
340:1[sage]
2011/09/01(木) 01:31:17.73 ID:/QZSeJGM0
サーシャ「だったらそれを奪い、壊すのは神の正義なのですか?十字教徒が信ずる神の愛なのですか?」
ガブリエル「正義の意味を履き違えるな。陳腐な正義感と正義は違う。正義とは、常に正しく、常に平等だ。
それがどれだけ残酷なものか分かるか?正義とは絶対に正しく、それ故に絶対に間違っているという事を相手に突き付ける刃になる」
ガブリエル「そして神の愛とは平等な博愛だ。この世界の生きとし生けるもの全ての頭上に降り注ぐ光だ」
ガブリエル「お前のためだけの愛など、天上の神は持ち合わせてはいない」
サーシャ「……」
まあ、多少の例外はあるがな。とガブリエルは一言付け加えた。
正しいと、私は素直にそう思った。
ガブリエル言っている事は、けして間違ってはいない。
神とは、人間にとって都合の良い存在ではない。
この世界にとって常に正しく、常に平等の愛を与える。
だからこそ神は偉大なのだ。
神は常に正しく、常に平等で、それゆえに残酷である。
絶対に正しいという事は、絶対に間違ってるという事を突き付ける刃。
平等に愛する博愛は、裏を返せば誰も愛していないのと同じである。
それを残酷と呼ばずに何と呼ぶ?優しさという情から最も離れた価値観でしょう。
そして神の正義も愛も、それは私個人ではなく、この世界に向いている。
だから例え私にとって合理的でも、世界全体にとって非合理ならば。
神は、私の大切なものを迷わずに奪い去る。
まるで、一度与えたおもちゃを子供から奪う様に。
全能の神が作った世界は、誰もが満たされる完全な世界ではない。
カンディードという著書のパングロスが言う様に、あらゆる悲劇も許容すべき最善の世界なのだ。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
ex14.vip2ch.com
434Res/375.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。