過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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379:1[sage]
2011/12/07(水) 05:01:43.52 ID:PjMV23DC0

正面からはガブリエルの背中から、いえ正確にはガブリエルの翼が青白い光の剣となって、
まるで剣山のごとく私の体を余すことなく串刺しにしていた。
上空からは、数億もの炎の矢が降り注いだ。

旧約聖書でガブリエルがソドムとゴモラを焼き尽くした神戮だ。

一発がミサイル級の威力を誇ると専らの噂で、私も見よう見まねというか見たことすらないし、
もし仮に見た事があるとすれば必然的に私は世界の終わる瞬間を目撃したという事になりかねないのですが、
そんな恐るべき威力を持った神戮の真似毎の様な技をキャーリサとの戦いにおいて使用した事があった。

もちろん今回は、あの時の私の猿真似なんて比ではない。

例えるなら真剣と玩具の刀くらいの差はあっただろう。
もしも私にそんな本物と同程度の威力が出せたとしたら、いくらカーテナにより怪物級の補正を受けたキャーリサと言えど、
あの時私の神戮を、たった一本を除いて全て防ぐ事などできはしなかったはずだ。


まあそこまでは前回説明したと思います。

そして盲点だったのですが、どうやらガブリエルは私の足元からも攻撃していたようです。
今は宙に浮いている状態なのですが、下の方は地面ではなく、一面の水である。
海と例えた方が分かりやすいかもしれない。

当然の事ながらガブリエルは水を司る天使なわけですから、別段不思議な事ではないですよね。
私がうっかり見逃していただけでした。


などと、下から剣山に様に伸びてきた水の刃に串刺しにされながら、呑気にそんな事を考えているわけであります。


まとめると正面から下から、まさに鉄の処女のごとく大量の刃に串刺しにされ。
頭上からミサイルを集中砲火させられたという事です。


それでも死ぬ事はない。痛みもない。

ただ先程よりも、体の回復というか、復元が遅くなった様な気がする。



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