過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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402:1[sage]
2011/12/10(土) 13:27:21.15 ID:nVIjESd80
そしてもう一つ、これもあくまで推論に過ぎないのですが。
この世界には地脈や龍脈と言った力の流れが世界中に張り巡らされている。
私達の様な西洋式の魔術師はこの力を世界の力、すなわちテレズマと呼称し、火、水、土、風の四つの属性があると解釈している。
それを踏まえ、まず一つ目の解釈は、上条当麻の幻想殺しについてだ。
彼の幻想殺しはあらゆる異能の力を破壊する。
当然、魔術に対してもそれが有効なわけですが、彼の幻想殺しの本質は調和の取れた破壊にあるのだという理論をここで述べたい。
でなければ、本当に異能の力を根こそぎ破壊するのであれば、彼がこの惑星のどこかに触れただけで
世界中の地脈や龍脈を破壊し尽くしてしまうはずです。
つまり、幻想殺しとは魔術の様にその地脈や龍脈を乱用して扱う物に対して反応するのであり、
ある意味ではこの世界のあるべき基準を保つためのものだとも言える。
よく考えれば、最大主教のお茶会にガブリエルと一緒に乱入した時に、ガブリエルがそんな事を言っていた様な気がします。
そしてもう一つ。
おそらくこの世界は、その龍脈や地脈の力を一点に集め、凝縮して作られた世界ではないだろうか?という事だ。
あるいは、例えば地脈や龍脈を川の流れとして例えるなら、ここはその水源の様な世界か、
もしくは海の様にそれらの力が集まる世界だと考えられる。
そしてもしもこの世界が後者のものだとしたら。
何らかの形で幻想殺しが暴走し、調和の取れた破壊ではなく完全な異能の力の破壊へと暴走したのではないかと推測できる。
サーシャ「確かに、ここは異世界とかそういう類のものではありませんね。例えるなら、
ここは世界という枠の中に内包された複雑な仕組みの空間。水のテレズマの根源の世界なのでしょう。違いますか?」
そう、けして異世界などではない。
ここはあくまでも私達の住む世界と一緒であり、そして肉体ではけして来れない力の根源の世界。
正確には水のテレズマの根源の世界であり、まさにガブリエルのための世界であるとも言える。
ガブリエル「まあ、お前にしては正解に近い答えだ」
サーシャ「普段どれだけ人を馬鹿にしていたですかあなたは…」
しかしまあ、水のテレズマを凝縮させて一つの世界を作ってしまえるのですから
相変わらず天使という存在は規格が違い過ぎる。
しかも、仮に誰かがこの世界を外から壊してくれなければ。
もしかしたら永遠に私はこの世界に閉じ込められたままだったのかもしれませんし。
肉体のない、純粋に魂と天使級のテレズマだけで構成されている今の私の存在を、この世界に…
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