過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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404:1[sage]
2011/12/10(土) 13:33:11.75 ID:nVIjESd80

上条当麻が壊してくれたおかげで、この世界も随分と明るくなった気がする。

漆黒の天井を突き破る様に何本もの光の柱がこの暗い世界に差し込み、私にとっては文字通り希望の光として照らしてくれている。

まるで地下牢に閉じ込められ、何十年も日の光を見る事のなかった囚人の様に、私はその光を全身で浴びる事のできる喜びを深く味わう。



思い返せばこれまで、私は常に脇役だった。

ヴェロニカとの戦いも、キャーリサを倒したのも、フィアンマにとどめの一撃を喰らわせたのも、全て私ではない他の人間だ。

だったら、今回くらいは私がこの手でとどめを刺そう。

そう、ヒーローの様に。

自分が思い描く理想のヒーローの様に。


この暗い世界の閉塞感を崩した光を、自分の力とすべく右手に集約する。


だが、この暗い世界に差し込んでくる光だけでは足りない。

これだけでは、アイツは倒せない。

だから、もっと光が必要だ…


そう思いながら右手に力を込めると、私の背中の翼に亀裂が走った。


きっと、この一撃を放ったら壊れてしまうだろう。

だけど構わない。余力は考えない。
私に翼なんて必要ないし、天使の力にも未練などない。


サーシャ「……そう言えば、一つだけ言い忘れていた事があります」

ガブリエル「?」



―――――――




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