過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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415:1[saga]
2011/12/11(日) 15:03:26.18 ID:/oVNt1lj0

ガブリエル「天使と反対の属性を…って感じで考えたんだろうけど、
      いくら禁書目録とは言えさすがにこのイレギュラーには完全に対処できなかったみたいだな」

ガブリエル「力の固定とは勝手が違う。根本的な力そのものは、そもそも人間が書いた魔道書程度でどうこうできる話じゃない。
      それにもしも仮に魔道書で解決できる問題なら、逆に言えば人間は魔道書の力で私やお前の様に
      莫大なテレズマを自在に操れるという事になる。本当にそれが可能だとしたら、
      とっくにこの世界は崩壊していた可能性だって十分に考えられるだろう?」

サーシャ「確かに」


妙に納得に行く答えです。


ガブリエル「それに、仮にも元は天使なんだ。こんな方法は取るべきじゃない」

サーシャ「では、具体的にはどうすればいいのですか?」

ガブリエル「使う魔道書は、力を固定化させるために用意された魔道書に絞る。
      だがそれだけでは足りない、この魔道書はあくまでも補助でしかない。
      莫大なテレズマを操る力そのものをどうにかする必要がある」

ガブリエル「そもそもお前が天使たる力を持つ由縁は、その容量と出力だ。
      おおよそ普通の人間には有り得ないレベルの力を貯め込む容量がある。
      いや、普通の人間だけでなく、聖人すらも凌駕するほどにな」

サーシャ「しかし、それは不可能では…」

ガブリエル「いや、可能さ」


そう言いながら、ガブリエルは残った右手で私の胸の中心の辺りに触れた。

心はどこにあるのか?と聞かれたら、特に考える事もなく思い浮かべるであろう場所に。



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