過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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416:1[saga]
2011/12/11(日) 15:06:58.35 ID:/oVNt1lj0

ガブリエル「私の力を持って、お前の力を完全に遮断させ、閉じ込める。少々強引だが、その状態で固めてしまえばいい」

サーシャ「固める…?そんな事が…」

ガブリエル「そもそもこの世界だって、実はその方法で作られたものだ。
      単純に表現するなら、ここは私が水のテレズマを凝縮させ、固めて作った世界だ。
      だから私が終始お前を圧倒したし、本来なら誰もこの世界には干渉できないはずだった」

ガブリエル「それに、私の存在そのものが水の力の根源と言うのであれば、ここが根源の世界だと言う表現も間違いではないが……
      まあ良い。お前の推測はおおよそ的を射たものであり、とにかく可能だという事さ」


確かに、天使級の力を持ちながら、この世界ではガブリエルに歯が立たなかった。
その理由は、一つは私のテレズマの供給が遮断されていた事にある。
だからガブリエルは常に最大限かつ無制限に力を行使できた。
しかし、私の方は真逆と言って良いほどの窮地に立たされた。

そしてもう一つは、この世界、いえ空間そのものだ。
当たり前の様にここに居るから見落としがちであったが、ガブリエルと私という莫大なテレズマを有する存在を閉じ込めて、
その上さらに全力で力をぶつけあったにも関わらずこの空間はけして内側からは壊せなかった。


それほどの異質な空間を作り上げる力を、この天使は確かに持っているのだ。


サーシャ「しかし、そもそも水のテレズマと私のテレズマは属性が違うはずです。
     どちらかと言えば、私の属性は火に近いものですよ?」

ガブリエル「一つの属性を操るという事は、広義的に他の属性に影響を与えるという事。
      つまり、間接的に他の属性を操る事になる。それに、一時期は火の属性に浸食されていた事もあったからな、
      消耗したお前の力を閉じ込める事くらいなら可能だ」


ガブリエル「さあ、もう時間がない。いい加減始めようか」


突然、ガブリエルの手が触れている部分から青い光が広がり、それは私の全身を包み込む程に大きくなる。




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