過去ログ - サーシャ「天使になるらしいです」
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62:1[saga]
2011/02/12(土) 20:35:35.77 ID:vQio53aR0
オルソラ「では、ちゃんと所蔵数が合っているか? それを確認するのでございます。
魔道書は御存知の通り、大変危険な書物でございますから、けして開いて閲覧しない様にしてくださいませ」
サーシャ&ヴィリアン&キャーリサ「了解」
サーシャ「さて、まずはこの棚から攻めましょうか…」
ズラッと並べられた魔道書の原典。一冊一冊に魔術の叡智が込められている。
それ自体が一つの小さな魔法陣であり、とても危険な力を持っている。
魔道書は、とにかく知識を伝えたいがためにこの世に存在している。
それを遂行するまでは、自ら滅びたりはしない。
例え野ざらし雨ざらしにしても、朽ちる事はない。
中には、一度消滅させても、自ら復元、再生する魔道書もあるらしい。
魔道書の原典とは、それ自体がもはや一つの生命と言ってもいいだろう。
この一つの本棚に、大量の生命が居る。ただその知識を誰かに伝えたいがために、ずっと生き続けているのだ。
誰もそれを紐解き、閲覧する事など無いのに…
サーシャ「ぺクスヂャルヴァの深紅石、ネクロノミコン、新約トアル魔術ノ禁書目録、
ベーオフルフ王の鈍色の剣……ケルトの魔道書もあるのですか」
一冊一冊、タイトルとリストを照らし合わせていく。
地味で地道な作業だ。
それを延々と繰り返していく。けして中身は見ない。
少しでも開こうものなら、知識を伝える事に貪欲な魔道書に、脳を犯される。犯されるのです。
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