過去ログ - ハルヒ「鬱だ、死のう」
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109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:00:39.02 ID:tKFe3RyAO
 長門と別れて自宅に戻った俺は飯を食ったりしてダラダラした後に長門から押し付けられた茶封筒を開いた。

 本当はもっと早く開くつもりだったんだ。でも、同級生の女子からもらった手紙だぜ?

 たとえそれが長門でも大事件だ、脳内を整理し心を落ち着かせる時間も必要だったし、長門も暇なときに読めって言ってたしな、と自分に都合のいい言い訳。

 
 ビリビリ!
 ここまで乱暴に開ける気はなかったんだ許せ長門。特に俺の予想した通りの内容だった場合は本当に申し訳な……うん?

 中に入っていたのはなぜか一枚の栞。

 花のイラストがプリントしてあるファンシーな栞だ。それだけってこともないだろうと裏返してみて俺の思考は一瞬停止した。

『午後七時。光陽園駅前公園にて待つ』

 このワープロで打ったようなそっけない筆跡。間違いなく長門だ。

 七時? 咄嗟に時計を見る、現在六時四十五分、ここから駅前公園まではチャリで二十分。

 迷ったのは十秒足らずの筈だ、俺はそのまま部屋を飛び出し階段を駆け降りる。

「あれ、兄貴どこいくの?」

 途中ですれ違った妹に一言駅前と答え、玄関先繋いであったママチャリに跨がった俺は全速力で駅前公園に向かって走りだした。


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