131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/21(月) 00:08:31.02 ID:g7gDfreAO
「ほら」
ほら、じゃない一体俺にどうしろっていうんだ。
「あ、もしもしお電話代わりました」
「あ、私、涼宮と申します」
俺には知ってますよとツッコミを入れる余裕もない。俺の声をした俺以外の誰かがハルヒと会話している。
「あ、ご用件の方はなんでしょうか?」
誰だ、この俺の声をした奴は。
「えーと、部室の施錠についてなんですけど……」
ハルヒの声がなにか言っている。
「それでは用件はこれだけですので、ご ゆっ く りど う ぞ」
最後のごゆっくりどうぞに妙に力を込めてハルヒが一方的に電話をきった。
「どうしたんだキョン、全身に冷や汗なんてをかいて」
……いや、こいつは自称なんたらかんとかなんだか体に作られたよく思い出せないフェースなんだ、そんな奴に怒っても仕方ないか。
「帰る」
「顔色が悪いぞ、送っていこうか?」
「いい」
いや会話をぶつ切りにしてしまっては、俺が怒っているみたいに聞こえてしまうだろうが自分から長門の家に来た俺が長門に対して何か言うのはお門違いだから怒ってるわけじゃない……そうだな、眠いんだ。俺はいい年して眠くてイラついてるガキなんだよ。
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