132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/21(月) 00:09:51.82 ID:g7gDfreAO
あー眠い眠い、もう帰るぞ。
「そうか残念だよ、最後に一つだけいいかな?」
「ダメと言っても無駄なんだろ? 本当に一言だけで済ませろよ」
もうどうでもいいやという気分で答える。
「朝倉涼子に気をつ
けたまえ」
一瞬思考が止まる。
「朝倉にだと? お前何を……」
「さて、一言で済ませろと言われてしまったからね」
何やら煙にまこうとする態度だが、今の俺には追求する余力はなかった。
「――帰る」
「さらばだ」
なんか今生の別れみたいだなと突っ込む気力は当然あるわけない。ハルヒが一方的に電話をきった。
「どうしたんだキョン、全身に冷や汗なんてをかいて」
……いや、こいつは自称なんたらかんとかなんだか体に作られたよく思い出せないフェースなんだ、そんな奴に怒っても仕方ないか。
「帰る」
「顔色が悪いぞ、送っていこうか?」
「いい」
いや会話をぶつ切りにしてしまっては、俺が怒っているみたいに聞こえてしまうだろうが自分から長門の家に来た俺が長門に対して何か言うのはお門違いだから怒ってるわけじゃない……そうだな、眠いんだ。俺はいい年して眠くてイラついてるガキなんだよ。
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