過去ログ - ハルヒ「鬱だ、死のう」
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148:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県)[sage]
2011/03/21(月) 17:36:10.51 ID:TrH3wOZLo
まだかなー


149:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/27(日) 23:58:49.49 ID:5fjBeUAAO
 どうやら古泉の用件はハルヒのネガティブモードについてらしい。

 まあ、あんだけあからさまに後ろ向きな思考に没頭しているところを見たら誰だって心配になるか。

 とはいえ昨日知り合ったばかりのコイツに事情を話して助力を願うのも俺のプライドが……と俺がたわけた事を考えていると、
以下略



150:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:00:40.58 ID:KBUqWITAO
 その古泉の台詞に俺は強い違和感を覚えた、いや会話の最初からうっすらと覚えていた違和感をはっきりと認識したと言うべきか。

 さっきも考えたことだが古泉はハルヒが不機嫌だったから理由を知ろうと俺に声をかけた、それだけ聞けばまっとうな理由に思えるがこれには重大な矛盾がある。古泉は一体「いつ」ハルヒの異常に気付いたのか?

 昨日ハルヒは古泉と朝比奈さんに電話した後に長門に電話をかけた。
以下略



151:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:01:33.81 ID:KBUqWITAO
「…………」

 古泉は俺の不信感を顕にした態度に気付いたのか少しだけ声の調子を変えて話を続けてきた。

「今のお前が私を理解できないのは当然だ。信じろとは言わん。だが、とりあえずこの場は私に任せてくれ、確実に悪い方にはいかない筈だ」
以下略



152:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:03:22.13 ID:KBUqWITAO
「で、あれだけ自信満々に言い切ったんだ、当然なにか策があるんだろうな」

 言われるままハルヒの待ち受ける教室に向かう道すがらに俺は古泉に話しかけた。

「まあ、タイタニック号に乗った乗客の気分で見ていろ。朝のショートホームルームの頃には万事解決だ。」
以下略



153:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:04:55.90 ID:KBUqWITAO
「……仲が悪いというのとは少し違うな、お互いに必要以上の干渉をしていないだけだろう。そもそも私はまだ転校二日目だ、仲たがいをするほどの時間もないだろう」

 必要以上の干渉はしない。恐らくこれ以上はない程に俺とハルヒ以外のSOS団メンバーの関係を言い表した言葉だろう。

 自称宇宙人の貧乳めがね饒舌野郎(性別上は女だが)に極悪ロリ巨乳美少女、しかめっ面のハンサム君。
以下略



154:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:07:07.98 ID:KBUqWITAO
「…………まったく、お前も涼宮さんも好き勝手に言ってくれるな」

 暫しの沈黙の後、そう返してきた古泉はあのしかめっ面をやめ、なんとも言えない哀しみと諦めと怒りと憧憬をごちゃ混ぜしたような微妙な表情をしていた。

「ハルヒも、てことはハルヒにも似たようなことを言われたのか?」
以下略



155:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:08:57.28 ID:KBUqWITAO
「ハルヒと俺が願い続ければ、てのは何だ? お前と長門や朝比奈さんの関係になんで俺やハルヒが出てくる」

「なに昔から願い続けた夢は本当なると言うではないか。それが涼宮さんなら尚更だ」

 そういえばハルヒなら何が尚更なのかはわからないが、そう言う古泉は妙に自信に溢れたな顔をしていた。
以下略



156:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:10:41.99 ID:KBUqWITAO
 その後、古泉は約束通りアッサリとハルヒの機嫌を上方修正してくれた。

 古泉のとった手段は単純で、

「いいか、涼宮さんにとって一番気に入らなかったのは長門有希の自宅にお前が『一人』で居たことだ。従ってその場にお前以外の人間が居たことにすれば話は簡単だ」
以下略



157:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海)
2011/03/28(月) 00:12:45.07 ID:KBUqWITAO
 「涼宮さんから電話が掛かってきた時は咄嗟に今自宅にいると言ってしまったが、本当は私も長門さんの家にいたのだ」

 古泉は更に雄弁になり、感情を込めて言葉を繋げる。

「そこで長門さんは少し悪戯心を起こしてしまった。彼が自分の家に一人で来ているかのように語り、涼宮さんの動揺を誘ったのだ。――まあ、あまり趣味のいい遊びではないがな。ともかく涼宮さんはアッサリ長門さんの罠にかかって……」
以下略



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