55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/06(日) 23:58:38.53 ID:pQ8U3muAO
「あ、お帰りキョン」
「随分と早いおかえりで」
出掛ける前まではあんなになついていたハルヒが帰ってきてみればああ居たの? 的な扱い。長門までも「今は話が盛り上がってるから後にしてくれない」と言いたげな視線を向けてくる。少し、いやかなり傷付いたぞ。もしかしたら一日働いて家に帰ってきた父親の気分とはこういうものかもしれないな。俺は全国の働くお父さん達に感謝の気持ちを込めながら
「いいから注目! この度、私の勧誘活動の成果として、こちらの朝比奈みくるさんがあたらしく我々の部活動に参加される運びとなりました」
ややヤケになって発表した。
「「「「……」」」」」
気まず〜い沈黙が部室を支配する。最初に沈黙を破ったのは意外にもハルヒだった。
「えっとキョン?」
「なんだハルヒ、質問か?」
「その……今後は朝比奈さんが部活に加わるっていうのは解ったけど……なんで?」
まあ、当然その疑問にたどり着くわな。なにせ自分からこんな得体の知れない部活に入部する変わり者なんてそうはいないだろう。
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