89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/11(金) 00:01:09.68 ID:wis7kfEAO
昼休みは終わりハルヒは席に戻ってきた。
成果を聞くまでもなくその表情を見れば結果は歴然、うまくいったようだ。
ハルヒが自分からSOS団のために活動して、それが成功したのだ大変結構なことじゃないか。そう思っても俺は自分のどこかにあるそれが気に入らないという気持ちを否定できないでいた。
「じゃああたしは部室に彼を案内するから、キョンは先に行ってて」
俺もハルヒに付き添っていたかったがハルヒがそう言うのなら仕方ない嫌々先に部室に向かうとしよう。
「今日の涼宮さんはどこか少し変だな。君が何かしたのか?」
「まさか、それにハルヒはお待ちかねの転校生が来たってんで機嫌よさそうじゃないか」
「それこそ、まさかだ、君が気付いていないわけあるまい。彼女に感じる違和感を自分の感情で覆い隠して気付かぬフリをしているだけだ」
「うるさいな、お前に一体何がわかるんだ……って朝倉!?」
俺も余程どうかしているな、クラス一の人気者であると同時に支配者であるこのお方に話かけてられているのに気付かないで普通に対処してしまうとは。
男子生徒が朝倉委員長と個人的に一対一で話すなんざ谷口辺りなら百万円払った所であずかれない栄誉だというのに。
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