過去ログ - 僕「探偵ごっこ」
1- 20
5:1[sage]
2011/02/07(月) 01:35:49.65 ID:cwlmwiBAO
「うーん」

寝れない。
布団の中をごろごろ回る。
自覚はしてないけど興奮してるのだろう。
寝れない。
時計を見れば深夜一時すぎ。
明日から休みだからいいけど、でもやっぱり寝たい。
ホットミルクでも飲むか。
そう思い立って身を起こし、冷蔵庫を開ける。
…しまった。牛乳切らしてた。
なんて間の悪い。夜遅いから買いにもいけない。

「白湯でも飲むか…ただのお湯じゃん」

口に出さないとやりきれない気持ちになった。
白湯を飲む気にもなれず、また布団に戻る。
豆電球が照らす天井を眺めて、今日あったことを思い出す。

死んでいたのは女の人だった。
黒いコートに暗い色のマフラー。
長い髪は顔をかくしながらアスファルトに広がっていた。
電灯に照らされ生々しく浮かび上がった赤黒い水溜まりが脳裏を埋める。


通り魔か痴情のもつれか。
前者は誰もが被害を被る可能性があるけど、後者は一部の人以外一切関係ない。
死んだ人には良い迷惑だけど。
でも後者だったら早く犯人見つかるだろう。
警察とあの刑事さんにお仕事お疲れ様ですと言いたい。
そこまで考えて目を閉じる。ほんの少しの間だけ女性の冥福を祈って。

「寝よ」

呟いて布団に潜り込む。
…独り言が多い気がするんだけど治した方がいいかな。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
145Res/75.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice