611:『究極生物編』:第3話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/10(木) 21:04:02.60 ID:PGKyv2zo0
さて、何故そんな『最低映画』の鑑賞に、
彼女は貴重な休日を費やしているかと言えば、まあ、それが彼女の『趣味』だからである。
彼女は駄菓子の様な味わいのある『B・C級映画』や、
クソすぎて却って感動するような『最低映画』をこよなく愛しているのだ。
実際、彼女の隣に置かれているDVDのラベルを見れば、
『金星人地球を征服』
『アタック・オブ・ザ・キラートマト』
『火星から来たデビルガール』
『デス・レース2000年』
と、知る人ぞ知る珍作・奇作・怪作が並んでいる。
―――時間の使い方など人それぞれだが、
いくら『暗部』の人間とは言えまだ中学生の少女が、
こんな休日の過ごし方をしているのは正直いかがな物か。
まあ、本人が楽しければそれはそれで構わないのだろうが。
今、この『アジト』に、彼女以外の他の『カモッラ』のメンバー、
垣根帝督、浜面仕上、ジョルノ=ジョバーナは不在である。
垣根は最近できたばかりの『彼女』とデート。
浜面とジョルノは彼らの古巣の『スキルアウト』に顔を出しに行っている。
垣根の方のデートは何ら『他の目的』を伴わない純粋な『デート』だが、
浜面・ジョルノの『古巣帰り』は、その『スキルアウト』との『段取り合わせ』も兼ねている。
『駒場利徳(こまばりとく)』という男率いるその『スキルアウト』と、
『カモッラ』とは一種の『同盟関係』をあくまで『秘密』に結んでいる。
『学園都市』における『不穏分子』の集まりである『スキルアウト』と、
『学園都市』の影の『治安・防諜活動組織』の一つであつ『カモッラ』が協力関係を結ぶ…
なにやら奇妙な話だが…それは彼らに『共通の目的』があるからだ。
それは―――――
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