64:『吸血殺し編』:第8話 ◆K/7LL5shls[saga]
2011/02/07(月) 14:35:04.39 ID:QnDQSnhL0
アウレオルス「ーーーーッ!?アゴガ…オガガ…」
上条「(――――やった!?)」
上条当麻の掲げられし『左手』から飛び出した『爪』は、
『錬金術師』の『喉』を潰し、その『死の言葉』を強制的に中断させるッ!
本来『黄金錬成』は『思い描く』だけで、
『思い描いた』そのままに『世界を改変』する、正に『神の御業』に足を踏み入れた『魔術』。
しかし『思い描く』だけで『世界を改変』すると言う事は、
『予期せぬ思考』であったり『一瞬の気の迷い』すら『実現』させてしまうと言う『リスク』を伴う。
それを防ぐためにアウレオルスは『敢えて言葉に出して口にする』事を、
『黄金錬成』の発動の『精神的なスイッチ』としていた。
―――それがこの場合『裏目』に出た。
―――『言葉』を発さなければ、『黄金錬成』は『発動』しないッ!
上条「(こ、これでッ!)」
しかし上条当麻の『誤算』。それはッ!
アウレオルス「―――コ、コゾウッ!ギ…ギザマァーーーーッ!」
上条「――――ッ!?」
今の『錬金術師』が『吸血鬼』であり、
『人間を超越』した『再生能力』の持ち主であると言う事ッ!
生半可な『牙』の突き立て方では、その喉を抉ることは叶わないッ!
上条当麻はある意味、今日、生まれて初めて『牙を剥いた』のだ。
故に彼はその使い方を知らない。『牙』は『噛みついて抉った時』に最大の威力を発揮する。
故に『追撃』が必要不可欠。だが今の上条はまだ『チェックが甘い』ッ!
アウレオルス「何をやったかは知らんッ!がッ!」
アウレオルス「憤然ッ!そんなに死にたいのであればッ!キサマから始末するッ!」
ディアボロ「(―――― イ カ ン ッ ! ? )」
アウレオルスの攻撃の矛先が、上条へと向いてしまったッ!
膝をついたディアボロの横を素通りし、上条の方へと『錬金術師』が駆けだすッ!
今の上条には身を守る『盾』たる『幻想殺し』は無いッ!
『キング・クリムゾン』による『時の跳躍』でも、上条への『死の言葉』を回避できないッ!
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