過去ログ - 上条「約束したよな?例え地獄の底でも、お前を ――― 」
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48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/02/08(火) 23:18:50.85 ID:KIdD8Hyc0

へ?

握っていた手が、そっと俺の手を握り返してくる。

寝ていたはずの顔が、いつの間にか真っ赤になってる……ってオイ!!起きてたのかよ!!狸寝入りですかインデックスさん!!

「だって……とーまがいきなり……頬っぺた触ってくるんだもん…起きるタイミングがわからなくなったんだよ」と開いた青い目が恨めしく見上げてくる。

頬っぺたって……んぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!最初っから起きてたんじゃないか!

寝たフリして俺の恥ずかしい言葉を盗み聞きしてたのかよ。

「むむ!盗み聞きとか人聞き悪いんだよ。そもそも寝てる相手に謝るとーまが悪いんだよ」

うう…それを言われるとその通りなんだけど…

でも、色々葛藤とかがあるんですよ、上条さんにも。

何と言いましょうか…その…

「起こしてごめんなさいって言う勇気がないヘタレさんだっていうことなんだよね?」

酷ッ!?それはそうだけど…でも酷ッ!?

「…でも私もとーまのこと言えないかも」ぺろっと舌を出してインデックスは笑う。

何でお前がそんな申し訳なさそうな顔するんだよ。

悪いのは俺で、お前を散々泣かせて…

インデックスは遮るように首を振る。「とーまが入ってきても寝たフリしてたのはね、とーまの目が見れなかったからなんだよ」インデックスはしょんぼりと俯く。

「とーまに嫌われてたらどうしようって、そればかり考えてたら怖くて怖くて……」

馬鹿、嫌ってたら探しになんて…「来ないとは限らないんだよとーまは。だってとーまはとーまだもん」インデックス?

「本当はすぐに此処にきてくれて嬉しかった。でもね、とーまは仕方が無いから探してただけで、本当はもう私のこと嫌いだったらって思ったらね…とってもこわくなって…」

青い目から涙がぽろぽろと零れてる。インデックスの泣き顔なんて見たくないのに、俺は思わず見入ってしまってた。





薄暗い部屋で、小さな明かりに照らされて泣いてるインデックスの顔は凄く綺麗で可愛かった。





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