過去ログ - 麻琴「お母さんの声…?」
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1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:13:42.39 ID:1bYz9K0AO
麻琴「〜♪」カチャカチャ

朝7時。白井家のキッチンには、黒髪の少女が立っていた。

フライパンを器用に使いこなし、その隣の小さな鍋は湯気を立てている。

麻琴「まあ、こんなもんかな」

目玉焼きにソーセージ、ブロッコリー。中学生にしては手際よく短時間で二人分の朝食を作り上げてしまった。
ちなみにご飯やパンといった主食はセルフサービスである。
それを食べ終えると、出掛ける前の最後の役割が彼女を待っている。



2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:14:32.06 ID:1bYz9K0AO
一応ノックをしてから家主の部屋に入る。

麻琴「黒子おばさん起きてっ…?!」

バサッ
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:17:36.54 ID:1bYz9K0AO
黒子「くかー」

麻琴「黒子おばさん、朝ですよ!起きて下さい!」ユサユサ

黒子「うぅ…な…なんですのぉ…お姉さま?」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:19:06.82 ID:1bYz9K0AO
朝の学園都市は通学する生徒でごった返していた。
10年ほど前と比べ実績を積み世間的にもますますその名声を高めた学園都市は年々入学希望者が増加し、モノレールなどの混雑はかなり深刻になっているらしい。

友達1「麻琴ちゃ〜ん!おはよ〜」

以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:19:43.38 ID:1bYz9K0AO
バチバチッ!

教師「ハイ、上条さんもういいわよ」

麻琴「はぁ…」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:25:19.38 ID:1bYz9K0AO
友達1「麻琴ちゃん、帰ろー」

麻琴「うん」

三人で通りを歩いていると、信号の向こうの仲良さげな集団が目にはいった。
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:26:03.11 ID:1bYz9K0AO
友達2「てか麻琴ちゃんなら入れそうだよね〜」

友達1「だよね!レベル4に上がったんでしょ?すごいよねー」

麻琴「ええっわ、私には無理だよ」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:26:38.84 ID:1bYz9K0AO
友達1・2「じゃあね〜また明日ー」

麻琴「うん!またねー」

トボトボ
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:27:21.44 ID:1bYz9K0AO
ガチャリ
麻琴「黒子おばさん、ただいま…」

パンッパンッ

以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:27:53.78 ID:1bYz9K0AO
初春「さあさあ早く入ってください!」グイグイ

麻琴「わわっ飾利さん…!」

パタパタ
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:29:44.18 ID:1bYz9K0AO
佐天「麻琴ちゃんおめでとう!これ、うちの新作ケーキ持ってきたよ〜」

初春「やったぁ〜」パァア

黒子「初春…ケーキに飛びつかないでくださいまし」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:30:24.22 ID:1bYz9K0AO
初春「ではでは、麻琴ちゃんのレベルアップを祝して〜」

黒子・初春・佐天「かんぱーい!」

麻琴「か、かんぱーい…?」
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:31:47.62 ID:1bYz9K0AO
数時間後

初春「うぅ…きもちわるいです…」

黒子「はぁ…いい加減自分の適量というものをわきまえなさいな」
以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:32:50.72 ID:1bYz9K0AO
初春「そうですよぉ!あ、もしかしてもう恋人がいたり…」

黒子「なんですって?!麻琴?!」

麻琴「なっないない!全然いませんよ!」
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:33:49.24 ID:1bYz9K0AO
黒子「はぁ…異性に対しては父親似なんですのね…油断できませんわ」イライラ

佐天「まぁまぁ白井さん!似てるといえば麻琴ちゃんはお母さん似ですよねー」

初春「本当ですね、顔や能力も似てますよ」
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:38:32.46 ID:1bYz9K0AO
初春「そうですよぉ!能力レベルも高いですし、将来が楽しみです!」

麻琴「…」

佐天「うんうん、もしかしたらお母さんみたいに研究者になったりし」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:39:24.04 ID:1bYz9K0AO
シーン…
麻琴「あ…ご、ごめんなさい…あの」

麻琴「ちょっとトイレ行ってきます…」パタパタ

以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:40:46.33 ID:1bYz9K0AO
麻琴の部屋

麻琴「……」パタン

分かってる。
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:41:52.85 ID:1bYz9K0AO
だいぶ落ち着いて戻ってみると、キッチンには食器を洗う黒子の姿しかなかった。

黒子「…」

麻琴「黒子おばさん…涙子さん達は…?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/09(水) 23:42:38.32 ID:1bYz9K0AO
麻琴「ごめんなさい…皆、私のために集まってくれたのに…」

ようやくそう言えたのは、拭き終えた食器を二人で棚に戻し始めた頃だった。

黒子「麻琴」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/10(木) 02:04:41.39 ID:8B8qMQx2o
こっち来たのか


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