過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
1- 20
161:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/04/15(金) 02:55:19.56 ID:MZBdIPIVo
探偵「脱衣神経衰弱だな」

 ――脱衣神経衰弱。
 それは、古来より伝わる大人の娯楽である。
 人類が着衣と言う文化を得て、恥じらいを覚え始めた頃が起源と言われる。
 詳しい発祥の文献こそ残っていないが、発祥以来、様々な場で執り行われてきた事は間違いない。
 日本でもっとも有名なそれは、1902年の1月25日に、旭川で行われたものだろうか。
 第109回、寒中脱衣神経衰弱世界大会である。
 同時に、その開催日は日本の最低気温を記録した日でもあり、その陰に隠れてしまっているが……。
 さて、では一体どのような物なのか、と言う事である。
 ルールは極単純だ。
 脱衣の対象となる人物は衣服をすべて脱ぎ捨て、カードを全身に張り付ける。
 プレイヤーはそれを用い、神経衰弱に興ずる、それだけである。
 にも関わらず、多人を魅了してやまないのは、ゲームが進むにつれて露出が高まる、興奮必須の仕組み故であろう。

兄「ふむ……俺が脱ぐのでもかまわんが……」

探偵「ここは公平にじゃんけんだな」

占師「そ、そんな事、本当にするのかっ!?」

兄「紳士、淑女の嗜みだからな」

占師「で、でも、さっき……脱衣はしないって……」

探偵「……未来は誰にも分からないものだ」

兄「それに、じゃんけんに勝てば脱がなくても済むぞ?」

 人の裸を見るのも恥ずかしいだとか、なんだとか抜かす占い師を無視して、じゃんけんへ。
 ぱーが二つ、ぐーが一つ。俺と探偵さんが同じ手だ。
 当然、ぐーを出して負けたのは占い師であり、俺は至福の時間を過ごす事となる。
 占い師が奥の部屋へと消えて、期待に色々と膨らませる俺。
 やがて、ゆっくりとふすまが開かれ、素晴らしき姿に生まれ変わった占い師が現れる。

占師「こ、これで良いのか……?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
932Res/750.72 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice