過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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185:兄「妹は今頃どうしてるんだろうな……」[saga]
2011/05/15(日) 01:34:33.94 ID:KTxt9z9mo
散見「だから、益垣の奴、自宅謹慎って事になってるらしいんだ」

 散見が珍しく、俺をまっすぐ見据えている。

兄「いや……でも連絡取れないんだろう?」

 俺がおかしいと思ったのは、その件と、益垣の様な男が校則違反を起こしたと言う事だ。

散見「ああ、担任と偶然そういう話になってな。聞いてみたら、自宅謹慎だって……」

兄「そういう事か……じゃあ、携帯が壊れてるとか?」

散見「あいつのおふくろから聞いたんだけど、家に帰ってないって……」

兄「ふむ……」

 これはあれか、壺の力か?
 いや、益垣が学校に来なくなったのは昨日からだし……。

兄「わからん。とりあえず俺は電話をするぞ!!」

散見「ど、どこにだよ」

兄「……美人なお姉さんの探偵」

 散見の目の色が変わったのを、俺は見逃さなかった。
 やれやれ、どいつもこいつも思春期ですな。

兄「もしもし? 思春期してる? 下着の色は?」

探偵「……それが何かの手掛かりになるのか?」

 うっ……。心の中で思わずうめいてしまう程、探偵さんの苛立ちが伝わってくる。

兄「い、いやあ、それはもう……重要参考人が、下着の色を聞くまでは口を割らんって……」

散見「そ、そんな事言ってねえよ! お、女の子は、ちらちら見るのが一番良いんだよ!」

 近い将来、警察のお世話になりそうな台詞だが、無視だ。

兄「で? 何色?」

探偵「黒」

兄「……」

 探偵さんの雰囲気から想像される通りだ。
 すらっとした肢体に、鼻筋の通った凛々しい顔立ち。
 そして、女性的な格好の良さを引き出す黒の下着。
 
兄「そんな彼女も、ひとたび情事に突入すれば、なんの事はない。ただのメスと化して俺の下で喘ぐのだ」

探偵「だから……」

兄「や、やだなあ、さっきの奴からの要求で言わされてるんだよ!」

散見「この野郎! 俺をお前みたいな破廉恥少年と一緒にするな!」

 こっちこそ一緒にされたくないぞ。
 とは言わずに。

兄「オーケー。知っている事を話してもらおうか。これ以上俺を怒らされると……チャキッ、こいつが火を噴くぜ」

散見「何なんだよ……それ……」


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