過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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192:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[saga]
2011/05/15(日) 18:37:46.75 ID:G5ruZ7FAO
〜幕間劇・譲れません〜

兄「んだとごるぁ!!」

益垣「何度だって言ってやるよ! お前こそ何様のつもりだ!!」

散見「や、やめろよ、2人とも!!」

 殴り合いに発展しかねない険悪な雰囲気の俺と益垣を、散見がなだめようとしている。
 今は昼休み。
 発端は些細な事だった。
 女の子に関する、萌える言動を題に雑談を交わしていた俺達。
 ……あとは言うまでもないだろう。

兄「女の子の言う『可愛い〜』は『可愛い〜』って『言ってる私が可愛い〜』みたいなもんだろうがっ!!」

益垣「何を!! お前の言う、『何だか疲れちゃった……肩借りるね?』なんてビッチが身体を武器に金持ちを落とす時の常套句じゃねえか!!」

兄「ガルルルル!!」

益垣「フシャーッ!!」

散見「お前ら動物かよ……」

兄「人間も動物だろうが!! 猿と象の合成獣! もしくは猿とあわびの合成獣!!」

益垣「んな事はどうでも良い!!」

 益垣が派手に机を叩く。

益垣「散見はどっちが正しいと思う!?」

散見「え? ……分かんねえよ。女の子とそこまで仲良くなった事ねえし……」

 俺と益垣は黙った。
 参考資料は両者共に深夜アニメなのだ。

兄「……」

益垣「……」

散見「しかし、いつの間にお前ら女の子と仲良くなったんだよ」

兄「ん? んー……さっきは悪かった。仲直りだ」

 俺は益垣に右手を差し出した。

益垣「お、おう……! さっきの話はさっさと忘れようぜ!!」

散見「……?」

 まさか散見がモテる男、と言うか……普通の観点を持っていたとはな……。

兄・益垣「ははははは」

散見「何なんだよお前ら……っていうか、お前も」

男尻「やはり男同士の友情は美しいなと。女が議題なのはいささか残念だが……」

散見「……」

 ちなみに作者が好きな女の子の言動は、目が合った時に、なにも言わずに微笑みかけて来る事。
 もちろん参考資料は深夜アニメです。


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