過去ログ - 兄「お兄ちゃん大好き……(裏声)」
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915:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/08/17(日) 15:33:31.15 ID:xYJugbJuo
小さな唇だけが動き、言葉を繋げる。
「私達、じゃなくて、私達の……」
なんなのか。
妹の態度に心当たりはないが、何かやばい雰囲気だけは察する事が出来た。
「小さい頃を想像して、いやらしい事考えてるのでしょう?」
言い終えると同時に、妹が放り投げたのは、散見と益垣から託されたエロ本だった。
床に落ちたそれは、幼い女の子が【自主規制】されているページを広げていた。
「……」
一同、絶句である。
「こ、これは、違うんだ! 俺はある程度育った女性が好みだ! だ、誰か手を貸せ! 今から真実を証明する!」
妹や占い師では駄目だ。ロリコン疑惑を更に強める結果になりかねない。
育ちすぎなワガママボディな雲子と、ちょっと大人の探偵さんに協力を要請せねばならん。
「よし、雲子、探偵さん、二人に頼みがある!」
「……何よ」
嫌悪感たっぷりの視線をくれる雲子。
探偵さんは黙ったまま、非常に冷たい眼差しを向けている。
深い考えもなく、二人に応援を要請したが、俺はどうすれば良いのか。
どうすればロリコン疑惑を払拭出来るか。
やはり、幼女になくて、女にある物を利用して、好みを証明するしかあるまい。
それはつまり……。
「毛だ……。下の毛を見せてくれ! 二人の下の毛で股間がもこもこ夢一杯のワンダフルになれば、俺はロリコンでは、ほぶぎゃぁぁっ!」
俺の言葉を最後まで聞かずして、雲子が拳を放って来た。
「馬鹿じゃないの! 大体、アンタは、幼い子”にも”欲情してるのだから、何の証明にもならないわよ!」
ぐっ……雲子めぇ……。
馬鹿の癖にこんな時だけ鋭い指摘を……。
もはや俺に打つ手は、なかった。
*
その後、益垣や散見にロリコン疑惑を擦り付ける為に暗躍したり、時に、ご機嫌取りの為に女の子とデートをしたりと、忙しい日々を送ったのだが、それはまた別の話だ。
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